実施できる検査
感染症検査
- 抗原検査を院内で行っています
- 新型コロナウイルス感染症, インフルエンザ, A群β溶血連鎖球菌 (溶連菌) などを扱っています
- 数分で結果が出ます
- アデノウイルスなど実施頻度の低い検査の場合は検査キットの在庫がなく実施できない場合があります
- 他に実施できる検査があります (外部委託)
- 新型コロナウイルスPCR検査, 細菌培養検査 (便, 尿, 喀痰など)
- その日に実施できない場合があります (提出容器の取り寄せのため)
- 結果が分かるまで数日かかる場合があります
血液検査
外部委託して実施します。一般的な項目は翌日、時間がかかる項目でもおおむね翌週には結果がお伝えできます。
- 一般項目 (肝機能, 腎機能, 貧血, 血糖やコレステロールなどの生活習慣病関連など)
- ホルモン検査 (甲状腺ホルモンなど)
- 感染症の抗体検査 (風疹, 麻疹, 水痘, 流行性耳下腺炎 など)
- アレルギー検査
レントゲン・心電図
市の特定健康診査や、企業の定期健診に対応できる機器を備えています。
レントゲン装置
- 胸部レントゲン
- 骨密度測定 (DIP法)
2種類の検査に対応しています。
心電図
不整脈や狭心症の徴候など、心臓の電気活動を調べます。
その他に検査会社と連携して、以下の自宅検査にも対応しています。
- 睡眠時無呼吸簡易検査 : ご自宅に検査器具が届くので、検査後に返送いただきます
- 24時間心電図 (ホルター心電図) : ご自宅に検査器具が届くので、検査後に返送いただきます
なお、胃カメラ・大腸カメラなどの内視鏡検査、CT・MRIなどの画像精密検査など、当院では実施できない検査があります。必要に応じて精査できる医療機関をご紹介します。
その他の院内検査・測定
健診などで実施するものです。
- 身長, 体重, 腹囲
- 視力, 聴力 (いずれも健診としての測定)
- 尿検査
結果の解釈の注意点
検査精度の問題などで、検査結果をそのまま診断や方針決定に用いるのが不適切な状況があります。
感染症の抗原検査陽性/陰性やアレルギー検査については、とくに注意が必要です。
感染症の抗原検査の注意点
- 感染していても陰性になることがあります (感度が十分でない, 偽陰性がありうる)
- 感染していても症状の原因でないことがあります
アレルギーの血液検査の注意点
血中抗原特異的IgE抗体についての説明です。
- この検査が想定するメカニズムでない過敏症もあります
- 陽性であってもアレルギー症状がなければ原因物質を回避する必要はありません
実際にアレルギー反応・過敏反応を起こしたが最も重要であり、この検査によってアレルギーの有無が覆ることはありません。
喘息やアレルギーらしさがあるものの原因物質が特定できない場合や、既に分かっているアレルギーの重症度の参考としては有用です。
検査の保険適用について
病気を疑う症状 (検査前情報) があり、検査によって診断や治療に役立つ場合に保険適用があります。それ以外の場合では健康保険は適用できません。
例えば、次のような状況は保険適用外です。
- 病気を疑う前情報がない (健康診断など)
- 診断や治療のためには検査の必要性がない (新型コロナ・インフルエンザの陰性確認など)
- その他、保険診療の規則で認められていない検査方法 (適切な検査順序を踏まえていないなど)