麻疹 (はしか) の対応について

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当院の対応

事前のご相談がない場合は、麻疹 (はしか) が疑われる患者様に検査・治療などの対応ができません

特別な感染対策により他の患者様や職員への感染を予防する必要があります。検査を保健所や検査業者に外部委託する事情もあり、当院の事前準備が必要です。

そのため、事前のご相談なく来院された場合は、当院の準備ができるまでクリニックにお入りいただけません

まずは電話でご連絡ください
発疹などの病状や接触状況を踏まえて、麻疹を疑うものとして厳密な対応を行うか検討いたします。

流行状況 (4月末時点)

新型コロナウイルス感染症の感染対策や海外渡航制限 (2020年~2024年) が緩和された時期から、徐々に麻疹の罹患数が増えています。

2026年第15週(’26/4/15現在)よりグラフ引用・当院で説明追記

麻疹 発生動向調査 (国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト) によると、2019年の流行に迫る増加が報告されています。

2026年4月時点でのさいたま市内での発生数は計4名です (さいたま市, 4月23日情報)。新型コロナウイルス感染症やインフルエンザのような規模ではありません。しかし、麻疹の方と接触があった場合や麻疹流行地域に渡航されていた場合には注意が必要です。

感染と症状

感染力が極めて高いウイルス感染症です。結核や水痘 (みずぼうそう) と共に空気感染※する感染症として知られています。その中でも麻疹の場合は、持病のない大人でも発生しうることから警戒が必要です。

※ 空気感染 (飛沫核感染)
通常の飛沫感染よりも粒子が小さく、長く・遠くまで飛散して感染する形態です。風邪や新型コロナウイルス・インフルエンザのような飛沫感染とは異なり、一般的なマスクでは対応が不十分です。対応者はN95マスク等の特別な感染対策が必要です。

風邪のような症状 (咳、喉の痛み、鼻水) や発熱に続いて、全身の発疹が出現することが典型的です。

数%で肺炎、中耳炎、脳炎などの合併症が発生し、1000~2000人に1人は致命的となる場合があります。(高齢者の新型コロナウイルス感染症に近い致死率です。)

近年では大半の人が麻疹に免疫 (抗体) を持っているものの、免疫が不十分で罹患するケースが増えています。修飾麻疹と呼ばれ、典型的な麻疹の症状が揃わないために診断が難しい場合があります。

ワクチン (予防接種)

感染予防・重症化予防にはワクチンが極めて有効です。現在は1歳・就学前の2回の定期接種となっています。

ただし制度の関係で、接種が1回のみで免疫が不十分な可能性のある世代 (30~50代) の方もいます。

日本感染症学会のホームページより引用

当院では麻疹の抗体検査およびワクチン接種が可能です。(自費診療)

  • 抗体検査 (EIA法IgG) \4,000
  • ワクチン (麻疹・風疹混合ワクチン) \9,000

ワクチンについてはご希望いただいてから取り寄せするため、通常は1週間程度のお時間をいただきます。流通状況によりさらにお時間をいただく場合もあるため、まずはお問い合わせください。

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