当院では百日咳の検査を実施できません (2025年5月時点)
当院では、百日咳の抗原検査キットをご用意していません。当院と連携している検査会社も受託を一時中止している状況です。(2025年5月時点)
当院のような一般のクリニックで当日結果が分かるのは抗原検査のみですが、それに使用するキットの偽陽性率が高い (百日咳でないのに陽性になることが多い) 報告があるため、当院では採用を見送っています。
百日咳と通常のかぜの治療の違いは、抗菌薬 (抗生物質) です。
検査を実施しない場合でも、百日咳やその他の細菌 (マイコプラズマ等) を想定した抗菌薬治療を提案することがあります。周囲の流行状況や他の病気 (かぜや咳喘息など) の可能性から総合的に判断します。
ニュース等では百日咳の感染が増えていると報じられています。実際の流行状況については、さいたま市のホームページ等もご確認ください。
浦和医師会の報告では医師会地域で週0~3名・小中学生の感染報告がありました (2025年3月~5月)
小中学生 (10~14歳) に顕著に多い状況ですが、それ以外の年代でも感染報告はあります。受診の際には周囲の状況もご確認ください。